本日、バイオメトロノームが慢性腎臓病モデルであるアルポートマウスに有効であるという我々の論文がPLoS ONEに受理されました。実験開始からかなり時間が経ちましたが、Koga博士、引き継いだYukarinの努力とAnn先生の力が結集した結果であります。提唱するPhysical MedicineがCKDの進展予防に有用であるという初めての知見になります。
本日、バイオメトロノームが慢性腎臓病モデルであるアルポートマウスに有効であるという我々の論文がPLoS ONEに受理されました。実験開始からかなり時間が経ちましたが、Koga博士、引き継いだYukarinの努力とAnn先生の力が結集した結果であります。提唱するPhysical MedicineがCKDの進展予防に有用であるという初めての知見になります。
投稿情報: 07:41 | 個別ページ
今朝は、午前7時半ではなく、午前5時半に研究室出発で日本一の階段3333段に、皆(20数名)でチャレンジして来ました(Noguchiさんの2キッズも一緒に。ケンちゃんは朝寝、前期試験中の学部生5名も不参加)。昼間は暑いので、早朝にしたのですが、昨夜のオリンピックの男子サッカーを見た人には午前5時半出発はキツかったようです。私も危うく寝過ごすところでした。3333段は、昔の中央町、今は美里町いうところにあります。研究室では、過去に、5,6回は行ったと思います。私は家族でも2回程、チャレンジしました。標高240mであり、たいしたこと無いように思えますが、登りはかなりタフです(特に、運動が足りないヒトにとっては)。ただ、森林浴を楽しみながら、木々の間から見える山々、頂上から見下ろす熊本平野、有明海の眺望は素晴らしいです。3333段を登り終え、さらに1 km歩くと古い神社があります。そこで、研究室の皆の繁栄と、大学院受験組の成功と、来年の国家試験組の合格を祈念してきました。山歩きをすると椎葉生まれの人間としては、嗅覚がびんびんに働き、心身ともにリフレッシュできます。階段の降りは、また違った感覚の辛さがあります。Youtubeに良い映像がありました。行ったことが無い人は是非チャレンジをしてみる価値有り。薬学部からは車で40〜50分で現地に着きます。麓から少し行ったところに温泉もあり、帰りに温泉に寄って汗を流すというのもお勧めです。体重は2kg減でした。
投稿情報: 18:00 | 個別ページ
Immunity 2012年7月号からIhorinが紹介。REG3Aという抗菌タンパク質が創傷治癒促進に重要であること、一方、乾癬皮膚病変形成の悪性因子であることも示唆されたという内容。産生されたREG3Aはオートクリン、パラクリン的にEXTL3という受容体を介して作用を示すということから、EXTL3 agonistは創傷治癒促進、antagonistは乾癬増悪抑制になりうるか。サイトカインであるIL-17AがREG3Aをケラチノサイトで誘導するという。面白いことに、EXTL3はプロテオグリカンの合成酵素としても働くことで有名であった。また、REG3A-EXTL3はβ細胞再生に重要であることも既に分かっていた。REG3Aはin vitroで50pMで活性が出ていることがすごい。
投稿情報: 08:07 | 個別ページ
熊薬にも多くの現役学生や卒業生がいる、そして、本研究室にもOBがいる、済々黌が高校野球熊本大会で優勝しました。自分の出身校が甲子園に出場したように嬉しいですね。私の三男の幼なじみも済々黌野球部で現役というのも嬉しさが倍増です。今回、残念ながらベンチメンバーにはいませんでしたが、ピッチャーが2年生ですので、来年も期待できます。ちなみに母校の日向高校の野球部OBには現在活躍中の大リーガー青木宣親がいますよ。
投稿情報: 12:54 | 個別ページ
経済産業省のホームページに公表されていました。平成24年度「課題解決型医療機器等開発事業」の採択候補として(委託契約締結後に正式採択となりますので、今月末かと思います)です。地域企業との産学連携研究が多くの仲間との関わりで身を結んできました。大変嬉しいですね。
事業計画名:糖尿病増大・進展の解決のための非侵襲型医療機器の開発
事業の要約:糖尿病は罹患者の増大とその進展に伴う合併症等の発症によって医療費を増大させ患者のQOL低下を招いており、これを抑制する新治療法が世界的課題である。本事業期間中に生体に特殊な電流と温熱を同時に印加する非侵襲型糖尿病医療機器の開発改良と国内事業化に必要な糖尿病領域での製造販売承認取得に向けた治験プロトコール策定のための臨床研究を実施。2015年度から海外で国内では造販売承認取得後2018年度事業を目標に事業展開する。
投稿情報: 11:58 | 個別ページ
子宮内膜症では、子宮内膜が子宮内腔や子宮体部以外の骨盤内で増殖する。エストロゲンにより、増殖が促される。今回のNature Med. 7月号に掲載された論文は、子宮内膜での炎症によりTNFalphaにより細胞内MMP-9が活性化され、steroid receptor coactivator-1 (SRC-1)が切られ、70kDaの SRC-1 isoformが生成される。このSRC-1 isoformが様々な活性(増殖促進、アポトーシス抑制)を持ち,子宮内膜症を増悪させるという。子宮内膜症の患者でもこのisoformが高頻度に検出されている。創薬を考えるとMMP-9の阻害薬が有用である可能性がある。アンジオテンシン変換酵素阻害薬 (ACE inhibitor)にMMP-9阻害作用があることが言われている。今回の論文を基に、近い将来、ACE阻害薬の子宮内膜症に対する臨床報告が出てくるかもしれない。TNFalphaのモノクローナル抗体でも有用であるという。
投稿情報: 08:52 | 個別ページ
Nature Med.7月号からKosukeが紹介。日焼けで黒くなるのはUVAという紫外線、やけどなど炎症症状を起こすのはUVBという紫外線が原因。今回の論文は、UVBによりケラチノサイトのnoncoding RNA (U1 RNA)が断片化、構造変化(2本鎖形成)を起こし、他のケラチノサイトや末梢血単核球のTLR3と結合することで、サイトカインの発現を誘導し炎症反応を引き起こすことを明らかにした。また、dinitrofluorobenzene 誘発性のアレルギー性接触過敏症はUVBにより抑制されるが、これもTLR3を介していることも明らかにした。
投稿情報: 08:10 | 個別ページ
Mol.Cellに掲載された論文が熊日に紹介されました。佐藤君と一緒の写真付きです。先週末取材を受けたのですが、丁度、大雨の記事が多くあったため、掲載が先送りになっていました。良くまとめられた記事ですが、表紙掲載されたことが残念ながら抜けていました。強調したのですがーー。
本日、バイオメトロノーム開発プロジェクトに対する国による支援決定について、経済産業省からのプレスリリースがあるとの連絡がありました。近いうちに(明日?)、新聞掲載があるでしょう。
研究者は、研究成果を単に論文に発表するだけでは不十分とされ、税金が使われた研究費が、社会にどのように貢献しているかを国民に知らせる義務があり、新聞等のマスコミと連携していくことが強く望まれています。また、この活動は、高校生への学部の良いアピールにもなっています。
投稿情報: 12:31 | 個別ページ
Nature Med.6月号から。Nukyの紹介。NFkBシグナルの非古典的経路の上流分子であるNIK(NFkB-inducing kinase)が血統上昇ホルモンであるグルカゴンの作用を増強することによって、肥満時の糖代謝異常を悪化させるという内容。その作用増強にはグルカゴンの作用メカであるCREBタンパク質をNIK-NFkB2経路の活性化により安定化することが関与しているという。結論としては、 NIKが2型糖尿病治療薬開発の新たな創薬ターゲットになる可能性があるという話。NIKノックアウトマウスでは、免疫系の異常と言う表現型が出ていることから、副作用という観点からの考慮が必要であろう。
投稿情報: 08:08 | 個別ページ
Nature Immunol. 7月号からJyuriaが紹介。細菌を認識する自然免疫分子TLRの下流でNFkBやIRF5を介してIL-12やIL-23の発現を増やし、Th1やTh17の免疫系を誘導する。もし、ウイルス感染が起こるとIRF3がIRF5の転写活性化を抑制し、IFN-betaを誘導するだけでなく Th1やTh17を抑制することによる感染防御機構を破綻させる。IRF3ノックアウトマウスでは、重複感染による病態を軽減するという。参照
投稿情報: 08:33 | 個別ページ
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