Cell Stem Cell の8月号から。B4のHORIジュンのプレゼン。今回の論文は、シスプラチンとPD1抗体で処理した後の頭頸部癌内にBMI1ポジティブのがん幹細胞が多いこと、PD1抗体とBMI1阻害薬を投与するとBMI1ポジティブのがん幹細胞が減るとともに、がん進行を抑制すること、BMI1阻害薬はType1 IFN ケモカインとCD8 T細胞の浸潤が増加することなどから、PD1抗体と共に、BMI1阻害薬の併用が、BMI1ポジティブのがん幹細胞が関わるがんに対して有用であることを明らかにしている。臨床の現場での有用性が証明されるのを楽しみにしたい。