Nature Med. 1月号から。Wakkyのプレゼン。アルツハイマー等の認知機能障害の早期に、タウタンパク質による26Sプロテアソーム低下と認知機能低下を抑制する手段が見つかったという論文。それは、cAMP-PKAシグナルを活性化すれば良いという話。論文ではフォスホジエステラーゼ阻害薬であるロリプラムを用いている。ロリプラムの投与により、モデルマウスの疾患早期の認知機能障害が予防できている。ヒトで本当に効くのかどうか、今後の臨床試験の結果が楽しみである。
Nature Med. 1月号から。Wakkyのプレゼン。アルツハイマー等の認知機能障害の早期に、タウタンパク質による26Sプロテアソーム低下と認知機能低下を抑制する手段が見つかったという論文。それは、cAMP-PKAシグナルを活性化すれば良いという話。論文ではフォスホジエステラーゼ阻害薬であるロリプラムを用いている。ロリプラムの投与により、モデルマウスの疾患早期の認知機能障害が予防できている。ヒトで本当に効くのかどうか、今後の臨床試験の結果が楽しみである。
投稿情報: 08:37 | 個別ページ
Nature Med. 2月号から。D2のTsubasa君のプレゼン。急性腎障害の回復期の死細胞除去は正常化していく過程において重要である。Kidney injury molecule (KIM)-1がKOされると急性腎障害が増悪化することは知られていた。今回、注目したApotosis inhibitor of macrophage (AIM)は、マクロファージが特異的に産生する分泌タンパク質であり、IgMの5量体と結合し血中に存在し、IgMが少なくなるとAIMが糸球体濾過を受けて尿中に排泄されていくことは知られていた。種々検討した結果、AIMが欠損すると急性腎障害からの回復が極めて遅くなり、障害後に、recombinant AIMを静脈内投与を行なうと回復が促進され、生存率も劇的に改善するということがわかった。腎移植後に、予防的に投与する薬として有望である可能性が高い。
投稿情報: 08:13 | 個別ページ
盛大なセレモニー。現学長、前学長、駐スーダン大使、JICA、川原先生など、スーダンの重鎮を迎えての調印式。熊本大学薬学部への期待をひしひしと感じた夜でした。
翌日は、マーケットにスーダンの穀物類の情報収集。
土のカメの溜め水を飲む少年。我々は飲むと。。
親日感あふれるスーダンの人々
重要な輸送手段。40℃を超えるが、5月は50℃超えるとのこと。
たった2泊の旅であったが、中身の濃い、貴重な体験と素晴らしい国民性に感銘を受けた。ビンラディン氏の影響で、テロ国家指定であるが、スーダンの国民は平和で、全くその気配さえ無い安全な国であった。アメリカは、制裁をしながらも自分たちの必要とするアラビアゴムやコカコーラのもとはスーダンから沢山輸入しているとのこと。キャッシュカードが使えない国であるが、訪問する価値ある国である。
帰りもVIPラウンジから。パスポートがほとんど手元になかった海外というのも初めてであった。黄熱病生ワクチンを接種していったが、必要あったのかどうか。とにかく、素晴らしい旅であった。スーダンの方々に感謝したい。今後も訪問することがあるだろう。
投稿情報: 15:36 | 個別ページ
28日の日曜日に到着した後、空港から直接、ハルツーム大学薬学部のシンポジウム会場へ。到着してまもなく、1日先に入っていた渡邊教授がプレゼン。熊薬の有用植物研究がグローバルにおこなわれていること、アフリカのスーダンが人類の起源であり、穀物類の期限であることから今回の連携の意味を伝えることができた。こちらは、昼食は3時くらいという。学部長室で、ランチ(鳥の足の唐揚げと焼いたものがメイン。ナイル川で取れた魚のフライも。こちらでの食事は一貫していた)を取り、その後、ホテルに向かい、シャワーを浴びそして、仮眠後、夜のパーティでの懇談(ナイル川沿いのレストラン)。スーダンでは、アルコールは一切、禁止であるため、ミネラル水で歓談をする。10時過ぎには、ホテルに戻る。翌朝の朝食は、通常のバイキングであり、ホテル(一番良いホテルらしい)の16階からのナイル川の眺めは何とも言えない。白ナイルと青ナイルの合流地点に立つホテルである。朝8時半にホテルを発ち、再びシンポジウム会場へ。ナノメディシンとDDSに関する基調講演(UCLの薬学部からの招待者)を聴き、その後、薬学部の施設や医学の施設を見学させてもらう。前学長および学部長の案内と説明であった。医学部にある感染症研究センターの設備はしっかりしたものであり、きちっとした論文を発表しているラボであった。見学後、ロシナンテスの川原先生のオフィスを訪ね、挨拶をした。その後、薬草を売っているドラッグストアを訪問し、スーダンの植物や薬草に触れた。また、前学長の義理の息子の自宅に案内され、昼食をごちそうになった。ホテルにて休憩後、いよいよセレモニー会場へ。
投稿情報: 14:37 | 個別ページ
先月末の26日は、初の金沢に向かいました。金沢医科大学の先生達と会食し、27日の土曜日の昼からの医工連携フォーラムにて基調講演を行ないました。その後、余裕を持って、早めに新幹線で東京に向かいました。ドタバタでしたので、コンピュータを会場に忘れてしまい、担当の方にはご迷惑をおかけしました。雪の残る金沢から、次に向かったのは、アフリカのスーダンでした。羽田の深夜発のカタール航空に乗り、ドーハに向かいました。朝の5時頃に到着し、初めてのカタール航空でしたが、快適で丁寧なサービスでした。また、ドーハの空港も広大でしたが、ドーハのラウンジは極めて大きく大変驚きました。ドーハでの滞在は2時間。ラウンジから特別バスで飛行機まで直接移動しました。ドーハからハルツーム空港まで、約6時間のフライトで午前11時に到着しました。今回は、ハルツーム大学からの招待でしたので、特別扱いされ、一般の入国審査もなく、VIPラウンジにて、コーヒーを飲んでいる間に何もかも終わるという状況でした。ハルツーム大学薬学部が創立50周年の記念事業ならびにカリキュラムの改変に関わるシンポジウム等が約5日間に渡り開催されました。この中のメインイベントが熊薬との研究教育に関する連携協定締結とのことで盛大なセレモニーが行われ、感慨深い、人生にとって極めて貴重な体験となりました。1日して、金沢の4℃からハルツームの40℃超えの世界への移動。服装の対応が重要でした。つづきはその2で。
金沢の雪景色
金沢での会食
早朝のドーハ空港内
ドーハ空港のラウンジ
もうすぐハルツーム空港へ到着時の窓からの風景。砂漠の中に街が忽然と現れる。
青ナイルと白ナイルの合流地点がハルツーム。川沿いでは野菜等、青々とした風景も対照的にあった。
投稿情報: 13:00 | 個別ページ
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