先週は月曜日から金曜日まで、生化学会と分子生物学会の合同学会が神戸にてあり、理研のSaito君と楽しい交流が持てました。本学会は、ポスターの数が多く、内容も多種多様であり、それなりに長所短所がありました。例年は、同時期に開催されているアメリカの細胞生物学会に参加していましたので、久しぶりの分子生物学会でしたが、これらの発表全てが論文として公表されるのであれば、日本の研究活動のアピールにもなるのでしょう。アメリカの細胞生物学会の内容と日本のこの学会の発表内容はかなりかぶっているような気もしました.オリジナリティーを常に求めるのは難しい時代なのかもしれませんが、どちらが先に発表するかという競争(かけっこ)のような研究は、資金と人材が少ない研究室には無理だと思う.テーマ設定の吟味においてはこのような巨大な学会は有用であろう.神戸での学会開催の際には、宿泊費が高いけれどポートピアに宿泊すると大変便利であった。
ところで、今年は肩の怪我の都合で参加を見送ったアメリカの細胞生物学会には、Shuto先生、Ann先生含め、総勢9名が参加している。学会の前には、フィラデルフィアということで、Kato君がいるテンプル大学にて、合同ミニシンポを実施した。その時の写真が送ってきたので以下に示します.今のところ、大きな問題も無く順調とのことです.創薬生命薬科学科の学部3年生もアメリカの大学、学会、生活を初めて経験していることでしょう。有意義な時間にしてほしいです。今年のアメリカ細胞生物学会は50年のアニバーサリーで記念イベントもあるとのこと、楽しむのはもちろんであるが、パスポートや帰りの航空券を落とすこと無く無事に帰国してほしい。
寒そうですね.
Shingo君が発表しています.
Sako君ですね。英語の口頭発表の機会は貴重です.
先週の土曜日は唐津市の薬剤師会の集まりに招かれ、講演をしてきた。私が教員になったばかりの頃の教え子である高木君が招待してくれた。忘年会シーズンということもあり、広すぎる会場が勿体無いくらいの参加者数であったが、大変多忙中に貴重な機会を頂いた割には、私自身の発表は今ひとつであったと反省しきりである.講演で紹介した、バイオメトロノームのプロジェクトも着々と進んでいるが、色々な面から来年が重要な転換の年になるように思う.この一ヶ月は出張ばかりで、多少疲れ気味であるが、人生50年記念に新しく購入を決めた、分不相応なフルートが昨日入荷し、昨夕、近所迷惑などそっちのけで演奏した。何となく元気になったような気がした。