Nature Medicine 8月号から。Harukyanのプレゼン。脂肪細胞には、褐色脂肪細胞(BAT)、白色脂肪細胞(WAT)に加え、白色脂肪細胞の中に、褐色脂肪細胞と同様な性質を有するBeige脂肪細胞があることが分かってきている。脂肪前駆細胞において、Notchシグナルを活性化するとHes1などの分子の発現を上げて、Ppargc1aやPrdm16の発現を抑制することで白色脂肪細胞に分化し、一方、Notchシグナルを抑制するとBeige脂肪細胞に分化するという内容。Notchシグナル阻害薬が抗肥満薬として有用という結論である。あくまでも脂肪細胞特異的である必要があるのでは。また、このBeige脂肪細胞の分化に促すのは、運動で筋肉細胞から出てくるirisinというたんぱく質であるという。METでの内臓脂肪減少作用が認められているが、irisinを増やしていないだろうか?
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Immunity 6月号から。Tsureの発表。ダイオキシンの受容体としても知られるAhRは、活性化されると乾せんの治療に繋がるのではという興味深い話。現在、乾せん治療法として光線療法(UVを患部に直接照射する)があるが、UVはトリプトファンの代謝を行うことで、FICZ(AhR agonist)を産生させ、結果的に本論文のメカニズムで効果を現しているのではないかという。この作用には、ケラチノサイトのAhRが関わっていることも明らかにしている。ヒトでもAhRによって発現が制御される分子の多くが乾せん病態に関連していることも示されていた。幼い頃から、環境汚染物質も多少あるような環境、あるいは、太陽の下、外で裸で遊んでいたりすると乾せんも起こりにくかったりするのかもしれません。環境汚染物質は、AhRを介して、薬物代謝酵素CYPA1の発現に影響することは知られていた。
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Nature 7月号から。Misatoちゃんのわかりやすいプレゼン。
がん細胞表面におけるグリカンや糖タンパク質の発現がガンの悪性化や転移能と相関があることが知られていたがそのメカニズムには諸説があった。今回の論文は、MUC1という糖タンパク質の空間的な変化を引き起こした結果、細胞膜のひずみが生じ、その結果、細胞外マトリックスにインテグリンが集積し、結合するようになるというような、その物理的、空間的変化がインテグリンのクラスター形成に影響し、ガンの悪性化に関わる細胞内シグナル系を活性化するという内容。MUC1には細胞内にKinaseドメインがあるが、今回の現象にそれは関係しないという。今回の現象は、あくまでも付着性の細胞を用いたin vitroの実験系だから観察されたのではないだろうか。実際に、in vivoで起こりうる現象なのだろうか。
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昨日、昼に今年初めてのさんまの塩焼き定食を食べながら、そのうまさに感動した。そして、さらに輪をかけて感動したことがあった。食事中に、色々な苦しみを乗り越えている様子を思い出しながら涙を流した。その涙の原因はこの映像。何度も見た。そして見るたびにこみ上げてきた。職業が何であれ、多くの人に愛され、期待されることは、何にも代え難い、人にとってとても幸せなことだ、と強く実感した。日頃、人との出会いを大切にすること、苦しい時こそ、人のネットワークの大きさが救ってくれること、色々なことを考えた。子どもが遠くに離れていても、いつもいつも、身近に感じ、自分の身のように辛さを感じてくれる人が本当の親なのだろうとも思った。それが、たとえ血がつながってなくても、そう思ってくれる人こそ、本当の親なのだろう。昨今、実親による虐待などのニュースが絶えない、一方、今朝、2人の小学生の女の子が一緒にマンションから飛び降りたというニュースが流れた。かわいそうにと思いながらも、親を含め、周りにいた人たちからの救いの手はどうしようもなかったものなのかという悔しさもあった。
そして、続編。
日曜日、ついに、、、、。
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投稿情報: 16:29 | 個別ページ
理研のSaito君がインタビューを受けた記事が掲載されています。彼のこの成果のお陰で、今、我々もアルツハイマー病研究がスタートできるようになりました。大きな成果です。
顔がカメラに少し近より過ぎているように。。。私も同様ですが。
投稿情報: 18:03 | 個別ページ
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