2009年1 月30日 (金)
2009年1 月29日 (木)
もうひとつ つもった
東大薬学部で教員として頑張っているChihara君からも連絡がありました.発生関連のレビューを発表したとのこと。おめでとう。皆、それぞれの分野でオリジナリティを発揮して頑張っているなあ。今夜は東京ではJohno君が上京しているため、飲み会(Chihara,Saito,Johno)とのこと。どうやらブログネタと私をつまみに酔っぱらうらしい 現在,ラボでは,先輩たちに負けずとD2のミヤッチが今週中に投稿します.現在の返事待ちの論文は3報。2月に英文レビュー1報投稿締め切り。
投稿情報: 16:15 | 個別ページ
オリジナリティ
研究でオリジナリティを如何に出すかは極めて重要.昨日のNishitoh先生のセミナーは大変勉強になった。そこで、お礼に,夜は、熊本のオリジナリティを感じてもらうことにした.まずは、グリーンホテル地下のむつごろうの馬刺(日本の馬肉の90%は熊本で消費という。ここの馬刺はNo.1)、つぎに、アローの琥珀色のコーヒー(コーヒー豆の本当の香りを感じる贅沢かつ濃厚だけど透明なコーヒー)、そして、「GOOD TIME CHARLIE」のチャーリー永谷のカントリーミュージックの生演奏を聴きながらのバーボン(熊本にこういう店があるのがもったいない。昨夜は早く行ったので二人でバンド貸切。贅沢!)。このコースは、私おすすめの熊本のオリジナリティを示すデラックスコース.メニューはこのコーヒーだけで何十年というアローのマスターや、二千曲のレパートリーから客層をみて即興で演奏していくチャーリー永谷さん(73歳というが、30代と言っても良いくらいの若さ。同年配の人はショックを受けるかも)との会話を通して,本物を徹底的に追及することが如何に大切かを学べる.熊本は馬力を付けるのには最高の場所
投稿情報: 08:42 | 個別ページ
2009年1 月28日 (水)
海外からの便り
ニューヨーク州ロチェスター大学に派遣中の博士後期課程のKO君からブログ開設を喜ぶメールあり.彼も成長していっている様子が伝わりますので,以下に、彼からのメールの一部を貼付けました.最近は、TOEICで800以上を取って、当たり前の世の中になりつつあるので、彼に負けず、研究だけでなく英語も頑張っていこう。就職戦線も厳しい現況ですが、いわゆる「良い人」は引く手あまた。この世の中、まずは人間力が重要.
KO君からのお便りの一部:「今年に入ってからも慌ただしい日々が続いておりますが,元気でやっており,楽しい研究生活を送っております.自分の実験はもちろんのこと,Grant work や他のラボとの共同研究を同時進行で行っております.さらに,今月から ラボに勉強しにきている大学院生の方と学部生の子の実験指導 (in vitro) を行っております.改めて思ったのですが,人に実験を教えるのは自分にとってとても良いトレーニングになりますね.自分たちの研究室が過去にどのような研究をしたか確認できますし,しかも今回の学生は二人ともネイティブの方なので,英語力も鍛えられますし….毎日やるべき事が多くて大変ですが,きちんと頭の中を整理しながら消化していき,自分のものにしていきたいと思います.」
KO君頑張れ
写真は昨年訪ねた時に取ったキャンパスの様子。
投稿情報: 08:48 | 個別ページ
2009年1 月27日 (火)
バイオメトロノーム四方山話(1)
ようやく昨年末に論文を公表できた.糖尿病で見られるインスリンが効かないという病態を改善する効果が、微弱パルス電流とマイルドな温熱刺激の併用で認められたという知見.ScienceやNature Med.から始まり,reviewまで行きながらも壁にぶち当たり、最終的にPLoS ONEに受理された(一部のデータはJ.Pharmacol.Sci.にて公表).PLoS ONEのreviewでも言われたのは、体の中を微弱な電流がきちっと流れているかを示しなさいということ。これは、大学発ベンチャー事業に申請した時の面接でも指摘された.現在の工学技術をもっても、このわずかな電流が体内を流れている様子を検出することは無理であるのに(ただ、本学工学部の先生と検討を始める)。本研究室で見いだした特定条件の微弱パルス電流は、筋肉を収縮させるレベルの強い刺激ではなく、世間一般の電気刺激による健康器具とは一線を画す。本研究知見を色々な学会や講演会で話をしても、一般の健康器具とは全く違うものであることを理解させるのに一苦労。ただ、きちっとデータを理解できる方々からは驚きと賞賛の言葉を頂けたのが救いだった.
細胞やマウスを使った基礎的な効果の裏付けや分子メカニズムのデータまでとり、レビュー付き国際誌に公表し、かつ、共同研究者の代謝内科の先生方が実施している臨床試験での有効性を示そうという健康機器はないだけに今後の世間の反応に期待したい.国際的なビジネス展開もPLoS ONEに掲載された論文を活用すれば容易である.また、微弱電流の生体に対する影響は、新しい基礎研究分野としても大変面白い。究極の予防医療に発展する気配を感じる.つづく。
投稿情報: 09:56 | 個別ページ