Cell 9月号から。Junのプレゼン。若い皮膚と歳とった皮膚を比較すると、老化した皮膚は傷が治りにくいという。本論文はそのメカニズムを明らかにしている。恒常的な状態では、老若の皮膚は変わらないが、損傷刺激下では、明確な差が出ており、若い皮膚は、損傷刺激下、ケラチノサイトにおいてIL-6/STAT3系を活性化し、Skintを発現させ、その結果、表皮内γδT細胞を維持、活性化し、表皮増殖促進因子発現があがり、分泌され、ケラチノサイトの増殖を促進するという。傷がある時は、IL-6を活性化し、修復を促し、傷が無い時は、IL-6がありすぎると、ケラチノサイトの異常増殖を起こす可能性があるということだろうか。ケラチノサイトにおけるSkintは良いバイオマーカーになるのか。Skintの生理的な役割は?色々と興味があり、面白い。
2017年2 月28日 (火)
2017年2 月24日 (金)
福島テレビにノーマン出演
野原君など、熊本大学薬学系大学院生たちが福島の放射線が高い地域をリーディング大学院HIGOプログラムの活動の一環として訪問しました。その様子が福島テレビで紹介されました。足を運ばないとわからないものを得たようです。素晴らしい試みだと思いました。
テレビ画像はしばらくは見れるのでリンクを載せておきます。
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2017年2 月23日 (木)
祝 論文掲載2報
Physical medicine 関連で1報、アルポート関連で1報、論文が受理され、PubMedで公表されました。
Koga T, Shiraki N, Yano S, Suico MA, Morino-Koga S, Sato T, Shuto T, Kume S, Kai H. Mild electrical stimulation with heat shock guides differentiation of embryonic stem cells into Pdx1-expressing cells within the definitive endoderm. BMC Biotechnol. 2017 Feb 15;17(1):14.
この論文は、長い年月がかかりました力作で、筆頭著者の古賀君が大変頑張りました。矢野君の博士論文の一部でもあり、粂先生、白木先生達との長年のコラボであります。膵β細胞を含めた内胚葉分化誘導研究を実施し、三胚葉決定後に刺激を行うと分化促進作用が得られるということ、微弱パルス電流と温熱併用刺激が内胚葉細胞集団中の膵前駆細胞の割合を顕著に増加させ、微弱パルス電流と温熱併用刺激は内胚葉細胞系譜に従った分化促進作用を有していること、さらに、activin 及び bFGF 共刺激と共に,微弱パルス電流と温熱併用刺激を行なうと膵前駆細胞への分化促進が顕著に認められたことを明らかにした論文です。
Omachi K, Miyakita R, Fukuda R, Kai Y, Suico MA, Yokota T, Kamura M, Shuto T, Kai H. Long-term treatment with EGFR inhibitor erlotinib attenuates renal inflammatory cytokines but not nephropathy in Alport syndrome mouse model. Clin Exp Nephrol. 2017 Feb 8.
この論文は、D2大町君の最初の論文であります。EGFR阻害薬の長期処置ががアルポート症候群モデルマウスの腎炎を緩和するという内容です。これから、アルポート関連の論文は次々と出てきます。
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2017年2 月17日 (金)
2017年2 月15日 (水)
博士論文発表会と修士論文発表会
今週の木、金が博士論文発表会、来週末が修士論文発表会で、毎朝、発表会の練習をやっています。こういうトレーニングは大変貴重であり、彼らの今後の人生において十分役に立つでしょう。
ところで、昨日は、広大の理学部の教授である千原君が訪ねてきましたので、急遽、「これまでの歩み」のようなキャリアセミナーをしてもらいました。多くの学生達が、大変有意義なお話であったと感銘を受けていました。人生において運を運ぶためには、リスクを恐れずに足を運び、多彩な経験し、多くのネットワークを構築していくことが如何に大切かを実体験を持って学生達に教えてくれました。大変良い話でした。夜は、恒例の田舎屋での飲み会。久々に飲み過ぎでした。
学部長室で。二人ともおなかが出てみえますが、服のせいです。。。
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2017年2 月 2日 (木)
2017年2 月 1日 (水)
1月25日号の薬事日報の1面に
このたび採択された「地域科学技術実証拠点整備事業」について、詳細な記事が薬事日報の第一面に掲載されていました。全文については、著作権があるので記事を購入後、薬学部HPに掲載します。
投稿情報: 15:20 | 個別ページ