Nature 1月号から。Rickyのプレゼン。Misatoさんの座長。イントロンの存在意義として、飢餓時に生存するために必要であると言うことを明らかにした論文。同じ号に、異なるメカニズムであるが、同様に飢餓時に生存するためにイントロンが機能していたことを明らかにした論文が掲載され、レヴューとしてもまとめられていた。酵母のイントロンのほとんどを一つずつ潰した変異株を用いた検討である。
Nature 1月号から。Rickyのプレゼン。Misatoさんの座長。イントロンの存在意義として、飢餓時に生存するために必要であると言うことを明らかにした論文。同じ号に、異なるメカニズムであるが、同様に飢餓時に生存するためにイントロンが機能していたことを明らかにした論文が掲載され、レヴューとしてもまとめられていた。酵母のイントロンのほとんどを一つずつ潰した変異株を用いた検討である。
投稿情報: 08:21 | 個別ページ
Natureの2月号から。San chanのプレゼン。座長は、Shota。1989年にアメリカの心理学者であるF. シャピロが考案したEMDR (Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理療法)が、PTSD患者に有効であるという臨床的な知見を動物実験でその作用メカニズムを明らかにした論文。臨床的には、トラウマ記憶を思い出しながら、頭を動かさない状態で、セラピストが左右に動かす指を目で追う療法。左右の眼球運動により、上丘ー視床を介して、扁桃体の抑制性神経細胞の活性化が起こることが重要であるという。動かす指のスピードも重要ということであるが、本論文でそこを裏付けるデータは無い。例えば、トラウマ記憶を思い出しているときに、卓球の試合のピンポン球を頭を動かさずに目で追うと治療法になるということがあるのであれば、球技の試合観戦はPTSD患者にとって有効かもしれない。球が速すぎたり、瞬時に勝負がある試合は有効では無いかも。。色々と想像できる。
投稿情報: 08:18 | 個別ページ
Nature 2月号から。Sana chanのプレゼン。座長は中嶋君。線維芽細胞は病態時には組織の線維化を引き起こし、臓器不全をもたらす。転写因子のPU1はこれまで、血球系細胞における役割は研究されてきたが、本論文では、病態時の線維化細胞においてPU1が重要な役割を有していること、さらに、PU1のDNA結合を抑制する新しい薬DB1976が種々の線維化病態に有効であることが示された。血球系の副作用は出ていないとのことなので、経口投与でも効くことが示されれば期待が持てる成果である。
投稿情報: 08:29 | 個別ページ
Cellの3月号から。Yuka chanのプレゼン。マリーの座長。アスピリンが自己免疫疾患に効くのではという論文。細胞内にはDNAセンサーの一つとして、cGAS (cyclic GMP-AMP合成酵素)があり、自己DNAによる慢性的なcGAS経路の活性化が自己免疫疾患の病態形成に関与していることが知られている。今回は、cGASにアセチル化という翻訳後修飾が起こると活性が抑制されること、アスピリンによりアセチル化が起こり、アスピリンが自己DNA誘導の自己免疫疾患の治療薬になりうることが示された。面白い。アスピリンの投与量の妥当性が気になる。
投稿情報: 08:30 | 個別ページ
PNAS 12月号から。Ryoko-tanのプレゼン。今年から座長付きの朝セミナーになりました。今回の座長はteramon。2016年Natureに男女の免疫系が感染に対して反応が大きく異なることが発表された。今回の論文は、マウスを用いてそれを証明したもの。メスマウスにおいて、インフルエンザウイルス感染によるB細胞の増殖、抗体産生が亢進し、B細胞におけるTLR7(ウイルスのRNAにより活性化される)の発現が上昇した結果、力価が高い抗体が産生されることが明らかにされた。TLR7遺伝子はX染色体にコードされており、また、B細胞ではX染色体の不活化は起こっていないことから、メスでは、TLR7の発現が高いという。これがヒトでも同じメカニズムであれば、大変興味深い。
投稿情報: 07:47 | 個別ページ
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