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2010年5 月26日 (水)

制御性T細胞とPKCシータ

制御性T細胞とPKCシータ

 慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患に対して制御性T 細胞を増やす、あるいは、活性化することは治療に繋がる方法として注目を集めている。今朝のセミナーは、Science4月号から、ucchi-が、一昨日のサッカー日本代表の日韓戦の誘惑に負けつつも、しっかり(!?)準備をして紹介してくれた。内容は、制御性T 細胞のPKCθを阻害する、あるいは発現を抑制することで,制御性T 細胞が元気になり、自己免疫疾患を治療できるのではという話。また、悪玉であるTNFαは制御性T 細胞を抑制しているが,その下流のメカニズムにPKCθが関与しているという。データもしっかりしており、信頼できる内容。セミナーの質疑でもあったが、慢性関節リウマチに対して有効なTNFαの抗体の作用機序のひとつに、今回のPKCθの活性化抑制による制御性T 細胞の活性化があるのではないかという点は極めて興味ある。色々、調べてみると,PKCθのノックアウトマウスを用いた論文がいくつも報告されており,PKCθがTh1、Th2、NK、mast cellなどの活性化に重要であること,さらに、骨格筋での発現は、インスリン抵抗性に関係し、2型糖尿病の患者でPKCθの発現が高いことなど、新しいタイプのprotein kinaseとして注目を集めてきている。

  

 ところで、昨日、Suwa君が二人で「結婚します」の報告にラボに来ましたよ。雰囲気が大変良いカップルでした。新婦は、透析医療に関わる専門家でして、今の進めているプロジェクトに絡み、縁を感じます。11月に挙式ですheart01。皆でお祝いしましょう!

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