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2019年4 月17日 (水)

線維化病態抑制の新たなターゲット!?

線維化病態抑制の新たなターゲット!?

Nature 2月号から。Sana chanのプレゼン。座長は中嶋君。線維芽細胞は病態時には組織の線維化を引き起こし、臓器不全をもたらす。転写因子のPU1はこれまで、血球系細胞における役割は研究されてきたが、本論文では、病態時の線維化細胞においてPU1が重要な役割を有していること、さらに、PU1のDNA結合を抑制する新しい薬DB1976が種々の線維化病態に有効であることが示された。血球系の副作用は出ていないとのことなので、経口投与でも効くことが示されれば期待が持てる成果である。

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