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2019年4 月16日 (火)

アスピリンの新たな有用性

アスピリンの新たな有用性

Cellの3月号から。Yuka chanのプレゼン。マリーの座長。アスピリンが自己免疫疾患に効くのではという論文。細胞内にはDNAセンサーの一つとして、cGAS (cyclic GMP-AMP合成酵素)があり、自己DNAによる慢性的なcGAS経路の活性化が自己免疫疾患の病態形成に関与していることが知られている。今回は、cGASにアセチル化という翻訳後修飾が起こると活性が抑制されること、アスピリンによりアセチル化が起こり、アスピリンが自己DNA誘導の自己免疫疾患の治療薬になりうることが示された。面白い。アスピリンの投与量の妥当性が気になる。

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