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2018年10 月16日 (火)

IL-18と多発性骨髄腫

IL-18と多発性骨髄腫

Cancer Cell 4月号から。B3 Aoiの初プレゼン。多発性骨髄腫に対する治療薬として、プロテアソーム阻害薬であるボルテゾミブが使われているが、耐性獲得が問題となっている。今回の論文は、IL-18抗体とボルテゾミブとの併用により、抗腫瘍効果が増大するだけでなく、ボルテゾミブ耐性腫瘍に対しても併用では効果があるということが示されている。152名の多発性骨髄腫患者について、骨髄中IL-18量を調べたところ、IL-18が高いほど生存率が低下しているという。その差は明確であった。今後の臨床試験が楽しみである。わかりやすい初プレゼンでした。

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