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2018年3 月13日 (火)

抗PD-1抗体とLXRβアゴニストの併用の有効性

抗PD-1抗体とLXRβアゴニストの併用の有効性

Cell 2月号から。Taiseiのプレゼン。抗PD-1抗体による免疫チェックポイントの阻害は有用であるが、ガン奏功率は必ずしも十分であるとは言えず、その抵抗性のメカニズムと併用薬の探索が行われ来た。本論文では、LXRβアゴニストの併用により、免疫抑制性の細胞であるMDSC(骨髄由来免疫抑制細胞)がアポトーシスにより減少して、抗PD-1抗体の効果が増強するということを明らかにした。がん患者によって、血液中のMDSCのレベルが異なり、その細胞が多い時は、抗PD-1抗体の有効性は低いという報告もある。この論文では、がん患者において、RGX-104というLXRβアゴニストを投与したところ、MDSCを減少させ、活性化CD8+T細胞を増加させるということを示している。

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