2015年11 月12日 (木)
新たな免疫制御分子?!新たな免疫制御分子?!
Cell Reports 9月号から。てらもんのプレゼン。NR2F6という核内オーファン受容体がNFATによる転写活性化を抑制し、IL-2やIFNgの発現を下げ、がんの増殖をコントロールできなくするという。したがって、NR2F6をノックアウトすると、がんの増殖が劇的に抑制されるという。PD-1抗体の流れを受けての論文かもしれないが、がん特異的に制御できるかどうかがポイント。NR2F6を抑制すると自己免疫疾患を誘導する可能性は?著者らは、以前、Th17リンパ球の活性化にもNR2F6が関与しているということを報告している。NR2F6の内因性リガンドは何であろうか?これが分かれば。。。