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2015年11 月17日 (火)

不飽和脂肪酸(魚油食)の重要性

不飽和脂肪酸(魚油食)の重要性

Cell Metabolism 10月号から。Takada君のプレゼン。不飽和脂肪酸、腸内細菌、ラードを与えたマウス、TLR4を介した炎症を起こす。魚油を与えたマウスの腸内細菌をもつマウスはラードを与えても炎症を起こらない。腸内細菌誘導性WAT炎症は、腸内細菌由来のLPSにより刺激を受けたTLR4によりCCL2(マクロファージの活性化)の発現増加を起こした結果によることを明らかにした。ラード(飽和脂肪酸)食の場合、Bilophila属、魚油(Fish oil)食の場合、Akkermansia属の腸内細菌が主に関わっているという。それぞれの個人が腸内細菌を劇的に改善するような食事にすることが多くの生活習慣病の予防に繋がることは疑う余地はない。昔から病気の予防に有用であるとされてきた、薬膳料理や漢方薬など、口から摂取する植物成分でもあるため、結局は、腸内細菌に影響を与えているというメカニズムが主のように思えてならない。

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