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2015年6 月 4日 (木)

がん細胞特異的AMPKユビキチン分解機構

がん細胞特異的AMPKユビキチン分解機構

Cellの2月号から。Moriuchyのプレゼン。AMPKの活性化と抗ガン作用については、多くの報告があり、メトホルミンが副作用が少ない抗がん薬として期待されているが、有効であるという報告と無効であるという報告がなされている。本研究は、がん細胞には、AMPKの分解に関わるユビキチンリガーゼTRIM28とMAGE-A3/6という結合タンパク質が共存している例があり、患者の予後との関係が示唆され、そのMAGE-A3の発現が高いとAMPK活性化薬は無効である可能性を示している。今後、がん細胞におけるMAGEの発現あるいは活性を評価する臨床試験が行なわれるだろう。本論文は、明確なデータで明らかにしている。

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