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2013年12 月28日 (土)

館さんの墓参り

館さんの墓参り

薬学部の正面玄関や総合研究棟の1階、2階の多目的ホールの入り口に飾ってある大きな風景画を寄贈していただいた館英雄 画伯の墓参りに行ってきました。先月が1周忌で、墓参りのことがずっと頭から離れなかった。帰省ラッシュの状況の中、今日しかないと思い立ち、急遽、空席待ちで予約した。朝、8時50分熊本発で、10時半に羽田から東急、山の手、池袋から東武東上線で、ふじみ野駅に12時過ぎに到着。エーザイのImanishiさんのご兄弟に迎えに来ていただき、一緒に、墓地に向かう。

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「一期一会」と。館さんらしい。

その後、館さんの家を訪問させていただいた。奥様と次男さんと一緒に楽しい話ができた。

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そして、御願いして、2階のアトリエを見せていただいた。まだ未完成と思われる素晴らしい風景画もあり、館さんが絵筆を持ちながら、お酒を飲んでいる様子を感じることができた。

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そして、例の亡くなられる直前に書かれたと思われる「ありがとう」の実物も拝見できた。心に深く響いた。こちらこそ「ありがとう」

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帰り途、何とも言えない清々しい、かつ、優しい風が体を突き抜けたような爽快な気持ちになれた。館さんのお宅を訪ねたのも約30年ぶり。私がエーザイの本社面接を受け、帰りの便に間に合わず、エーザイ本社の玄関で途方に暮れていた時、面接官の一人であった館さんが「おい、どうした?帰れないなら俺のうちに泊まれ。その前に銀座に飲みに行こう」と声をかけてくれたのが、この長いドラマの始まり。それ以来、エーザイに入社してから、エーザイを辞めるとき、大学の教員になってから、椎葉への大きな絵の寄贈、大学への絵の寄贈などなど、様々な出来事があった。そのたびに一緒に酒を飲みながら、様々な話をしていただいた。エーザイ社長との関係も大切に継続するように言っていただいていた。「一期一会」という墓碑。今後もこの言葉を心に刻み、人生を大切にしていきたい。

 

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