2013年4 月30日 (火)
富山訪問富山訪問
先週の木曜日から金曜日にかけて、富山大学の水口先生を訪ねた。共同研究の打ち合わせであった。私は富山は生まれて初めてであった。羽田経由の約3時間のフライトで、意外に近くに感じた。雪化粧の北アルプスを眺めながらの着陸。富山市内は静かな雰囲気であった。ホテルにチェックイン後、しばらくして水口先生と一緒に富山の海の幸を満喫した。公私にわたる様々な話をしながら親睦を深めた。次の日は、富山大学の薬学部へ向った。富山駅前からタクシーで3000円くらいの距離であり、想定以上に郊外の山の上にあった。昔、富山医科薬科大学という、富山大学とは別の大学であったため、他学部とは離れた立地になっている。附属病院も新しく、また、薬学部の建物もリニューアル中であった。教授室で、助教の横山先生も含め、打ち合わせをした後、水口先生に学内を案内してもらった。薬草園、設備などを見て回った。最も感銘を受けたのは「民族薬物資料館」であった。薬学部関係者であれば、一度は見学すべき資料館である。大変うらやましく思った。このようなレベルの資料館を熊薬にも作るべきである。富山は「くすりの富山」あるいは「薬都」と言われる。明治時代のころから、薬は「西の熊本、東の富山」というくらいの2大拠点になっていたという。富山には、薬関係の企業がたくさんあるだけでなく、高校に薬業科という専門科があると聞いた。熊本大学薬学部と富山大学薬学部、あるいは熊本県と富山県が「薬都」として、もっと連携したらどうだろうか。実り多い訪問であった。