2011年4 月14日 (木)
肥満時の脂肪組織におけるマクロファージ活性化機構肥満時の脂肪組織におけるマクロファージ活性化機構
3日連続、Nature Med.のセミナー。Ihori-chan担当。肥満、糖尿病において慢性炎症が起こっている。その慢性炎症は脂肪組織におけるマクロファージの活性化と関係している。マクロファージには、M1型マクロファージとM2型マクロファージがある。そのうち、M1型マクロファージがIL-1βやTNFαを産生し、インスリン抵抗性に関与している。そのマクロファージの活性化がどうやって起こっているのだろうかを解明したのが今回の論文。NLRP3という分子が関わる複合体群が肥満時のマクロファージ活性化に重要であることがわかった。NLRP3のリガンドはセラミドであるという。ヒト肥満でカロリー制限により体重が減少した時に、脂肪組織中のNLRP3の発現量が低下しているというデータがあった。2日前の朝ゼミ論文と絡めて考えると面白い。
今朝の熊本の朝は快晴で、かつ、気温もちょうど良く、さわやかで気持ちが良い。サンフランシスコの朝のよう。今週末は、熊薬アンサンブル部の春のコンサートがある。
大阪のFukuda君から花だより。これは見事。