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2010年6 月29日 (火)

細胞運命決定に関わる分子の発現制御

細胞運命決定に関わる分子の発現制御

 今日は朝から大雨でしたが、多少時間が遅れてセミナーがスタートした。今朝のセミナーはMol.Cellの5月号からの論文をJyurianが紹介してくれた。オートファジーやアポトーシスの制御において重要な分子であるSkp2が、DNA障害時において、p53, NF-KB, Aktなどにより発現制御を受けていることを詳細に明らかにしたという論文。面白いのは、DNAの障害を引き起こす物質によって、その分子メカニズムが大きく異なっている点である。DNAの障害の種類により、Skp2 promoterに結合するそれぞれの分子の結合部位が異なってくることや、その上流に位置するAKTも活性化されたり抑制されたりするという。DNA障害というものを一括りに捉えて考えたらいけないことをきれいに証明している論文でもある.プレゼンするのに難しい論文であったが、理解度という点において、4年生にしては上出来のプレゼンでした。

 今夜はいよいよ日本戦。熊薬サッカー部は居酒屋に集合して飲みながら皆でテレビ観戦とのこと。私の予想は1−1で、PK勝ち。日本のサッカー界に新たな歴史を刻んでほしい。楽しみである。ということで、明日の朝セミナーは中止にしました。私も研究室の仲間も、心ここにあらず状態。挨拶は、全てサッカー絡み。それにしてもひどい雨。これが大きな涙雨ではないことを祈る。

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