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2010年6 月24日 (木)

ハンチントン病とオートファジー

ハンチントン病とオートファジー

ハンチントン病は、日本では、100万人に6人という稀な疾患である。ハンチントン病はポリグルタミン病の代表的疾患であり、その発症にオートファジーによる凝集体分解がうまくいかないことは知られていた.今回は、マクロオートファジー機能の障害には、変異ハンチンチンとp62が結合し、p62が有するCargo分子のオートファゴソーム内への取り込み作用が抑制されていることを明らかにした.すなわち、ハンチントン病患者の細胞に飢餓刺激を与えると中身がからっぽのオートファゴソーム(空胞)が形成されているという。論文はNature Neuroscienceの5月号からであり、Sho-chanが上手に分かりやすく紹介してくれた。大学院入試前の最後のゼミであるが、学部3年から始めて4回目のゼミになり、力を付けてきた様子がよくわかった。妥協することなく、さらに力をアップするために頑張っていこう。
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