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2023年6 月 6日 (火)

肥満、糖尿病の悪化に関わる腸内細菌とその作用メカニズム

肥満、糖尿病の悪化に関わる腸内細菌とその作用メカニズム

朝ゼミ再開。4月以降、テクニカルセミナーが行われていた。今朝の朝ゼミは、Cell Metabolism 2023 1月号から。Choyo君のプレゼン。腸内細菌は、肥満・糖尿病といった代謝疾患に深く関与していることが知られていたが、どの腸内細菌が、どのように肥満・糖尿病を悪化させるか、そのメカニズムは明らかになっていなかったという。Fusimonas intestiniという細菌が肥満・糖尿病の患者から多く検出されること、高脂肪食負荷マウスにFusimonas intestiniを投与すると肥満が悪化すること、そして、Fusimonas intestiniは、トランス脂肪酸であるエライジン酸や飽和脂肪酸であるパルミチン酸などの、肥満・高血糖を悪化させる代謝物を多く産生し、腸管バリア機能に影響することを明らかにした論文。Fusimonas intestini由来の脂肪酸合成のマスターレギュレーターfadRが重要な悪玉という。

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バランス良い食事が重要であることを改めて認識させる研究成果。理化学研究所と味の素との共同研究。新たな商品開発を期待したい。

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