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2016年5 月 3日 (火)

次のステップへ

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昨日、月曜日の正午をもって、薬学部体育館が避難所としての役割を終えた。熊本市役所や町内会の方々、ボランティアの御蔭で、元の体育館へと戻った。模擬薬局の折りたたみのベットも大活躍であったが、元の位置に戻った。避難者のリーダーの立場からの避難所の様子がfacebookに紹介されていた(子ども達から感謝の手紙を受け取った写真が掲載されていた。また、熊薬キャンパスの避難者数のピークは約1000人であったのも初めて知った)。最後に避難所になっていた薬学部の紹介をするために熊薬ミュージアムを案内した。地元の、しかも身近な熊薬であるはずが、中々、交流がなかった。この震災がきっかけになり、地域の方々との交流が促進されるであろう。今週末の土曜日の昼から、第1回薬草パーク観察会を予定通り開催することにした。震災から3週間、まだまだ復興には時間がかかり、本観察会を中止あるいは延期するかについて大変悩んだ。薬学部体育館は、昨日まで避難所として地域に解放されていたが、その地域の方々が薬草園やキャンパスを身近に感じることとなり、観察会に是非参加してみたいということもあった。そこで、震災の影響を全く受けていない薬草園の植物達から生きるエネルギーと癒やしを感じてみるのも震災に対するメンタルケアとして意味があると思い開催することに至った。どのくらいの参加者があるかわからないが、一人の参加者でも意味があるかなと思う。今、強い雨が降っている。テントの人たちは大丈夫だろうか。余震も震度2が時々あるが、静まってきているように思える。私は、地震後にひどくなったハウスダストアレルギー(目とくしゃみ)がいつもの薬でもなかなかコントロールできず、片付けのモチベーションが高まらない。先週末には、宮崎から大学の親友が励ましに駆けつけてくれた。大学の頃に頻繁に通っていた銀杏の葉のおばさんの実家を一緒に訪問した。先月、配偶者が亡くなったこと、この震災の避難時に怪我を負ったことなどを聴いた。近所の親戚の御蔭で、元気を維持しようとしていた。最愛の夫が亡くなって間もない中、震災に遭い、夜、家に一人というのが大変寂しいと。。来週から大学が再スタートする。研究室の学生達も一人一人と戻ってきた。

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町内会のリーダー達と。おかげさまです。

 

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