2016年4 月20日 (水)
見えない死見えない死
報道されない死。それは、動物達の震災死です。今朝、避難している方が教えてくれました。長年、かわいがっていた柴犬が庭でブロック塀の下敷きになり、圧死していたと。かわいそうでならなかったと。すぐに、空港の側の火葬場に連れて行きましたが、多くの人が順番を待っていたと。一番最初に火葬されたペットはネコ。マンションの八階に住んでいましたが、大きな揺れに驚き、揺れで窓が開くや否や窓から飛びだしたとのこと。。。ニュースにはならない震災死は多いかもしれない。避難所に行きたくてもペットがいるからと車中泊をしている人も多い。皆、生き残るのに必死である。
本日、改めて建物の被害状況を調べた。ショックだった。これも何か意味がある。前を向こう。明朝は大雨という。白川沿いのいくつかの街には、避難警報が出た。岸壁に亀裂があるのだろう。被害が少ないことを祈る。また、今夜、何も無いことを祈る。大学はガスが復旧した。街中も復旧したところもある。ここに本震なみの地震があると逆に怖い。火事が発生しなければ良いが。避難所に私服警察。窃盗の可能性がある不審者を見張る。空き巣も増えている。そういう人間には必ず罰があたる。本日、避難所にクレヨンと画用紙が沢山届けられた。子ども達の心のケアのためである。熊大教育学部美術の准教授からである。それに倣い、私も家から絵本や漫画を持ってきた。明日、雨なので、子ども達が外で遊べないだろうと思って。山中伸弥先生が安倍首相に直訴してくれた。熊大の貴重なバイオ研究資源の保護を。UCSF時代の仲間ということで感謝のメールを送った。返事「甲斐先生、先生方のご健康と、一日も早い復興を、心よりお祈りしております!山中」と。みんな頑張ろうや!
今夜、地震専門家の予想が外れますように!!今日までにしたい学内待機。宮本記念館に避難している学生達。昼間はボランティアとして活躍。