2014年10 月15日 (水)
アトランタ出張アトランタ出張
先週の火曜日に福岡ー成田ーシカゴーアトランタで、ジョージア州立大学でのジョイントシンポジウムと北米CF学会に参加のために出張していました。その時の様子を以下に示します。
第3回Kumamoto University-Gerogia State Universityジョイントシンポジウム開始前の様子(アジアンミーティングの様でもあるが、この後、アジア系ではない学生も加わる)
首藤先生の発表の様子(Jian-Dong ラボでの仕事からの流れで紹介)
CF学会(以前よりは規模は小さくなっている。創薬の道が明確になり、CF財団の支援が基礎研究より、製薬企業へ向っているため、基礎研究者は苦しい状況。また、NIHがCOPD支援と注力していることもあり、昔ながらのタバコ吸入実験の発表が増えてきていた。やりたい研究トピックより、研究室が維持できて、研究者を雇えてなんぼの世界を実感。良くも悪くもある、アメリカのトップダウンの研究推進システム)
CF研究を引っ張ってきた、Dieter, Bob, Gergelyと一緒に。CF研究を開始した頃にはイメージできなかったこの光景。何とも感慨深い。
ワークショップでの鈴木シンゴ君(今年3月に博士修了し、現在、UCSFでポスドク)の堂々たる発表。
ジョージア州立大学でポスドクをしている、マツケン、ミヤッチ、セイコちゃん、博士学生として、留学中のマツシン、今から留学開始するタサキ君、UCSFで奮闘中の鈴木シンゴ君、学会参加のM1のノーマン。留学システム構築時の初代学生の首藤先生と共に、時代の流れを感じるワンショット。教え子達が英語に不自由せずに、研究に専念できる人生を送れていることを、自分の若い頃と比較し、羨ましくも、嬉しくもあり。ジェンドンとのコラボの論文は,20報を軽く超えた。様々な学生達が関わってきた証である。
ついでに、アメリカンドリームを実感。ジェンドンの家に招待された。彼は、中国でMDとなり、UCSFの電気生理のラボでポスドクをしていたが、分子生物学の重要性を認識し、UCSFのbiologyのPhDコースに入り直す(このころポスドクであった私が実験を指導)。当時、UCSF裏の小さな学生用アパートに住む(奥さんがベンチャーでテクニシャンとして働きながら生計を支える。このころ、私が二人を中華料理店に連れて行って夕食をおごったりしていた)。彼は、かなりレベルの高いPhDコースで、トップの成績で卒業し、ポスドク1年だけでロスアンジェルスのハウスイヤ研究所でラボを持つことができ、ロス郊外の山の上に大きな家を構えた(この時は平屋であったが大きく立派な家だった)。その後、ニューヨーク州のロチェスター大学に引っ張られ、芝生の広い裏庭がある、さらに大きな家(地上2階、地下1階)に住む。そして、今、GSUの医学関連研究所の初代研究所長で、お城のような立派な家に住む。高級住宅地で閑静で落ち着く環境。地下には、、。裏には大きな池。思わず、I am very proud of you.と言った。家(土地込み)の値段も聞いて、このレベルで日本では考えられない低価格でこれまたびっくり。お金持ちほど、郊外に住む。熊本では、矢部あたりの広大な大邸宅から大学に通うようなイメージか。多くの写真を撮らせてもらったが、開示しすぎると問題なので、ここまで。