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2013年10 月 9日 (水)

タンパク質翻訳がHSF1活性化と密接にリンク

タンパク質翻訳がHSF1活性化と密接にリンク

タンパク質翻訳阻害薬をがん細胞に処置すると、HSF1のターゲット遺伝子の発現が顕著に影響を受けること。HSF1ノックダウンと翻訳阻害薬の遺伝子発現に対する網羅的な遺伝子発現パターンが一致すること。それをもとに、HSF1の阻害薬をスクリーニングを実施。そして、RHTという阻害薬を発見。RHTは今までのHSF1の活性化を抑制する薬の中でもHSF1にもっとも選択的であり、細胞死誘導効果ががん細胞に特異的であることがわかった。今回の報告は、がん細胞において、タンパク質の翻訳状態が直接、HSF1活性化につながっていることを明らかにし、そのHSF1選択的な阻害薬が新たな抗がん薬になる可能性を示したということで、Scienceの7月号に掲載された。Machyのプレゼンでした。
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