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2013年6 月17日 (月)

気孔開閉と物質輸送

気孔開閉と物質輸送

特別講演2:島崎研一郎先生(九州大学理学)

 私にとっては、初めて話を聴く分野であり、大変新鮮であった。太古におけるCO2濃度の変動と陸上植物の発生・進化との関連性。気孔が光(青色)によって開口し、植物ホルモンであるアブシジン酸により閉鎖すること。気孔が開くにはK+の蓄積が必要であり、H+が出て行くことが開孔の動力になること。細胞膜H+ATPaseが活性化することが必要であること。青色光受容体はphototropin(セリン/スレオニン受容体)であること。微弱電流で、低下している植物生長を促進することは有名であるが、そのメカニズムとこの一連の研究内容がリンクしているように思った。

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