2011年4 月20日 (水)
下石君、報告会下石君、報告会
昨夜、日赤のドクター下石君が薬学部の後輩のために講演をした。内容は、災害地における薬剤師の役割。大変、感動した内容であった.2度にわたるパキスタン(地震、洪水被害)での活動。上越地震、そして、今回の東日本大地震での救援、救護活動。話に引き込まれ、その現場にいるような錯覚に陥った。薬剤師が災害現場でやれること、そして、国内だけでなく、国外でやるための能力。こういった活動に最も必要な力は、協調性、コミュニケーション能力、そして、体力(健康)。また、現場に流されるのではなく、専門性を生かして現状をどうすれば改善できるかを常に考え、喧嘩をしても実践できる信念と自信をもち、実際に行動する力が必要であることがよく伝わった。下石君は、博士課程で研究をやり、論文を読み、国内外で発表をする経験も今に生かされ、また、家に帰らずに、駐車場の車で寝たりしていたことも今に生かされているという。寝袋でどこでもしっかり寝れるほどの神経の図太さ。誰でもやれることでない。でも、やれたら素晴らしいこと。下石君、お見事な人生を歩んでいる。