2010年10 月23日 (土)
NFkBの阻害がT-ALLの治療にNFkBの阻害がT-ALLの治療に
昨日の朝ゼミ.留学帰りのマツケンにいきなりの朝ゼミ依頼。3日ほどの期間にうまくこなしてくれた。日本語が少し不自由だったが、英単語が無意識に出ていたのはさすが.内容は、Cancer Cell 9月号のT細胞急性リンパ性白血病(T-ALL)にNFkB阻害薬が有効ではという話。T-ALLでは、NFkB活性およびNotch/Hes1活性が非常に高いことは知られていたが、これらの連関はわかっていなかった。その間を結んだのがCYLDというNFkB抑制分子であった。
あと1週間で125周年事業。昨日の新聞を賑わせた、熊薬OBが母校のために多額の寄付をし、奨学金制度を立ち上げるという話。熊薬は独立キャンパスでもあることからか、先輩,後輩の絆が深い。来週の祝賀会にも約80名ほどの70歳以上の熊薬OBが集う。この先輩達は、前回の100周年記念事業の時は、50歳前後。私が70歳過ぎになった時の理想の姿を重ねる。多くの分野で先輩達が活躍している姿を身近に感じる貴重な機会を学生達は活かしてほしい。