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2010年7 月22日 (木)

良い環境はガン抑制に?

良い環境はガン抑制に?

MOMOchiの今朝のセミナーは、エンリッチ環境ががん抑制に関わることを示したCell 7月号の論文.BDNFとレプチンの関与をクリアに証明していた.エンリッチ環境が様々な疾患の予防等に関与していることについては多くの報告がある。学部長の研究室でもエンリッチ環境が面白い効果を有することを発表している。毎日、変化がある、ワクワクするような、いつも笑いがあるような、素晴らしい刺激的な生活環境に住み、先日のブログに記したように、ほどほどのカロリー(満腹ではない)を摂取する食生活を送ることが、健康寿命を延長してくれる。ここ数年で一気に科学的に証明されてきた.南の島の人達が長生きするのも分かるような気がする。都会で、毎日、満員電車に揺られ、帰りには憂さ晴らしにどっと食べ、どっと飲む。そんな生活は健康寿命を短くしてしまうのだろう.一昨日の私の講演でもそのようなメッセージを聴衆に伝えた。評判は良かったらしく、様々な方々からメールが来ている.新薬の開発より何よりも、まずは生活の質の改善。わかってはいるが、食べ放題の広告の誘惑に負ける。その弱い心の改善も重要。
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