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2010年7 月14日 (水)

プレセニリン 1の新たな役割

プレセニリン 1の新たな役割

 プレセニリンは家族性アルツハイマー病の原因遺伝子として注目されてきた。今朝のセミナーは、Cellの6月号からM2のSako君がプレゼンしてくれた。全長のプレセニリン-1が、小胞体において、リソソームで働くproton pumpの糖鎖修飾を媒介し、リソソームへのproton pumpの輸送をサポートしていることが証明された.プレセニリン1がノックアウトされるとリソソームのpHは上昇し、リソソーム酵素が働かなくなる。ということは、リソソームーオートファジー分解系が抑制されるという。細胞内には、基質分解処理まで行かない状態のオートファゴソームが蓄積されていくことになる.事実、ノックアウトマウスの脳やPS1-FAD患者由来のfibroblastには、小胞が多く観察されているという.discussionでは、これをどう治療へと展開できるかという議論があった。プレセニリンの変異のことを考えると色々と難しい。

 

 「準備」という言葉が、W杯で活躍した選手達のコメントから何度も発せられている。いざという本番に向けて、「準備」を如何に万全にしておくかを日頃から常に考える。本番前にどたばたし、準備が足らなかったという言い訳するようではいけない。将来、必ず来る、就職、留学、資格試験などのために、日頃から意識して「準備」を完璧にしておこう。「準備」が万全でもうまく行かないことも多くあるのが人生。でも、「準備」が不十分なためにうまく行かなかったと後悔する人は、これからの挑戦でもずっとうまく行かないもの。「準備」は大切。

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