2009年6 月18日 (木)
翻訳時および翻訳後のN型糖鎖修飾翻訳時および翻訳後のN型糖鎖修飾
Cellの1月号。M1のsako君の発表でした。良く読みこなしていることが伝わってきました.本論文では,タンパク質のN型糖鎖修飾機構を翻訳時および翻訳後に分けて、関わる分子の違いでうまく明らかにしていました.翻訳時は、翻訳machineryと共役するSTT3A(高選択性、低活性)が関与し、翻訳後は、翻訳machineryから離れたところにいるSTT3B(低選択性、高活性)が主に関与し,修飾アミノ酸のタンパク質内の位置が悪く、翻訳時には修飾できない場合には,翻訳後にSTT3Bがフォローするという。うまくできているものだ。昨夜の日本代表にも欲しいシステムである。