2009年5 月22日 (金)
インフルエンザウイルス感染と自然免疫インフルエンザウイルス感染と自然免疫
今日の論文はImmunityに4月に発表された、インフルエンザの重篤化と自然免疫との関連を示すような話題.インフルエンザの初期感染時においてNLRP3を介した自然免疫応答がなければ、症状が悪化し、死亡率が上昇するという。現在,既に、何らかの炎症病態を有する人たちは、インフルエンザウイルス感染に注意をしなければならないメカニズムを示しているようでもある。つまり、本論文で見いだされた初期感染時のNLRP3を介した肺障害の治癒応答促進機序が、逆に炎症病態の増悪に繋がってしまう可能性を示唆する知見でもあるように思う.ただ、本発見は,季節性のインフルエンザでも.今回の新型インフルエンザでも起こる現象であり,新型インフルエンザのみが病態を重篤化させるというわけではないと思う。
今日は,朝ゼミを熊日さんが取材にきた。愛ちゃんが素晴らしい発表をしてくれました。珍しい教育取組みとして紹介するらしい。6月の熊日夕刊に掲載されるとのことで、学生たちが色々と取材を受けていた.実名入りで記事が出るらしい.私は,研究に特化する創薬・生命薬科学科の受験生募集にも貢献することを期待しつつ熊薬をアピールをしました。
今日は古賀くんの誕生日であり、明日は古賀、さおり嬢の結婚式。結婚記念日を忘れてしまうことはないですね。明日は多くの卒業生が集まり、披露宴も二次会も盛り上がることでしょう.