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2009年5 月22日 (金)

速報

速報

オンライン公開になったScience Expressに膵臓ガン治療に関する報告があった。本学では購読契約していないため全文は読めないが、新たな抗ガン薬併用療法を提起するものらしい.膵臓ガンに対して,抗ガン薬(ゲムシタビン)が極めて効きにくい原因は、膵臓ガンに血管が少なく、抗ガン薬が癌細胞まで到達しにくいからという。そこで、この論文では,ゲムシタビンとともにIPI-926(a drug that depletes tumor-associated stromal tissue by inhibiting the Hedgehog cellular signaling pathway)を併用すると膵臓ガンの血管が新生され、抗ガン薬がよく効くようになったという。どうしようもない膵臓ガンの化学療法に対して新たな展開を期待させうるものであるが,ガン組織内の血管が新生されることにより,ガンの増殖が促進されたり、あるいは、転移が促進されたりしないのかは不明である。まだマウスの実験のレベルなので今後の報告に注目.


今週,熊本でタンパク質科学会が行なわれているが,D3のミヤッチが優秀発表賞を受賞し,賞状とiPodを頂きましたと、今,報告に来ました。候補者約70名のうち、10名が受賞だったとのこと。構造関連ではなく、機能関連の発表では10名中2名しか受賞者はいなかったように聞いていますので、たいしたものです.おめでとうhappy01

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