2018年8 月 1日 (水)
喘息に対する新たなターゲット喘息に対する新たなターゲット
Science 6月号から。喘息病態の悪化に関わる新たなメカニズムを解明した論文。肺のneuroendocrine細胞(PNECs)がアレルギー性の喘息症状の悪化に関わっていることを示している。PNECsの機能はこれまで解明されていなかったが、PNECsがないマウスを作成したところ、正常時は何も影響がないが、PNECsは、CGRP、GABAの関与により、病態形成に関わっているという。これらの分子をターゲットにした新たな治療薬が開発されうるかどうかについては、他の臓器における副作用が考えられることから慎重にすべきかもしれない。