2018年7 月17日 (火)
治療抵抗性前立腺癌とIL-23治療抵抗性前立腺癌とIL-23
Nature 6月号から。Kojiharuのプレゼン。前立腺癌に対する治療法としては、アンドロゲンの作用を除去する戦略がとられる。しかし、治療抵抗性を獲得しやすく、その増悪メカニズムについては明らかになっていなかった。本研究では、骨髄由来の免疫抑制細胞からパラクリン分泌されるIL-23が去勢抵抗性前立腺癌を増悪させていることを明らかにしている。抗IL-23抗体投与あるいはアンドロゲン受容体拮抗薬との併用により、有用性が高まることが明らかになっている。今後、臨床的な応用が期待できる。