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2017年5 月18日 (木)

Thymosin α1がCF治療に

Thymosin α1がCF治療に

Nature Med. 5月号から。マリアムのプレゼン。28個のアミノ酸からなるthymosin α1というペプチド(商品名 ZADAXIN)がCF治療に有用であるという論文。thymosin α1は、胸腺細胞から単離され、免疫系に影響し(T細胞分化因子)、様々な感染症やがんに有用であることは報告されていた。thymosin α1はimmature CFTRを細胞膜への移行を促進し、同時に、IOD1 (Indoleamine-2,3-Dioxygenase)を介して、NFkB系を抑制したりNLRP3を抑制し、一方で、IL-10等の炎症抑制サイトカインを増加させるという。CFマウスに、thymosin α1 200μg/kg, i.p.を投与することで、治療的に働くだけでなく、CF患者の痰中のthymosin α1は有意に低いという。

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