2016年6 月21日 (火)
食事量を調節するために働く介在神経を同定食事量を調節するために働く介在神経を同定
Cell 4月号から。Yoshioのプレゼン。「食べ物を認知してから、食事する、または、食事しない」をどのように判断しているかはわかっていなかった。この論文では、ショウジョウバエを用いて、介在神経のIN1が食事をすることを決定する神経であることを明らかにしている。この介在神経は、味覚を伝える神経と運動神経の間をつなぐ神経である。満腹時に食事をとらなくなるメカニズム(IN1が活性化しなくなる)を明らかにしたという。絶食時は、食事後も足りなく、IN1を持続的に活性化することで、食事を続けさせることができるという。ショウジョウバエ1匹の食事量をナノリットルレベルで測定できる装置を自作したことにより、本研究ができたところもポイント。