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2014年9 月11日 (木)

肥満への新たなアプローチ

肥満への新たなアプローチ

Nature Medicine 8月号から。Harukyanのプレゼン。脂肪細胞には、褐色脂肪細胞(BAT)、白色脂肪細胞(WAT)に加え、白色脂肪細胞の中に、褐色脂肪細胞と同様な性質を有するBeige脂肪細胞があることが分かってきている。脂肪前駆細胞において、Notchシグナルを活性化するとHes1などの分子の発現を上げて、Ppargc1aやPrdm16の発現を抑制することで白色脂肪細胞に分化し、一方、Notchシグナルを抑制するとBeige脂肪細胞に分化するという内容。Notchシグナル阻害薬が抗肥満薬として有用という結論である。あくまでも脂肪細胞特異的である必要があるのでは。また、このBeige脂肪細胞の分化に促すのは、運動で筋肉細胞から出てくるirisinというたんぱく質であるという。METでの内臓脂肪減少作用が認められているが、irisinを増やしていないだろうか?

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