2013年2 月 1日 (金)
修論締切り修論締切り
今日は修論提出締切り日。3人娘はストレスかかりまくりのもの、早めに仕上げて提出したものなど三者三様で奮闘しています。余裕が無いから早めに対応するようにしつこく伝えたのに、やはりこうなってしまう。経験無い事は、もう少し余裕を持って対処する習慣をつけないと社会では失敗しますね。
自分の中の「常識」とは何か?
その答えは「偏見の集まり」である。この考えを持って、日々、暮らして行くことは大変重要である。科学は産業発展に大きく貢献してきた。生活が便利になってきた。病気の多くの症状が緩和される医薬品が創られてきた。だから、今までの科学の進め方で良いのだ。しかし、その常識的な考え方が、震災後、特に、原発事故後、大きく揺らいだのは言うまでもない。「常識」といういろいろな偏見であったかもしれない。原発は日本の経済発展に必要だという「常識」的考え。しかし、科学者は、これは偏見かもしれないという考え方を常に心の中心に置いておくことが必要である。もし、「津波対策の警鐘をきちっと受け止め、対応をしていたら」という考えも「常識とは何か」という問いから必然的に生まれていたのではないだろうか。目の前の経済発展も重要であるが、将来の社会を想定できる構想もセットで国民に明示する必要があるのではないだろうかと今の政治を見て思う。
今、科学者の役割は多様になってきており、社会の番人として活躍が求められてきているのではないだろうか。そのような人材を輩出していく責務が我々にあるのかもしれない。