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2012年9 月26日 (水)

是非読んでほしい論文

是非読んでほしい論文

インスリンの下流では、様々な分子が活性化されたり、抑制されたりしている。インスリンをパルスで処置するか、持続的に処置するかにより、下流分子の活性化状態が異なってくることを数学的解析を加え、コンピューターシミレーションできることを示したという論文がMol.Cellに報告された。このような視点での解析は、人工臓器の開発にも活かせるが、細胞レベルでの実験データを薬物の処置時間の違いにより起こされる異なる現象を、本論文と同様に時間波形の解析により、より突っ込んだdiscussionも可能である。薬理学的には、薬物の処理の仕方により作用が異なるのは経験はしているが、それが、理論的にすっきりし、納得できた。以前、日本語の総説はあったが、私としては、待ちに待っていた論文である。M2のOkaちゃんの紹介。

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