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2012年6 月28日 (木)

ERADチューニング

ERADチューニング

Mol.Cell5月号の論文を薬学科4年のRuikoちゃんが紹介。ERADチューニングという言葉自体違和感がありましたが、最終的には納得しました。小胞体内のミスフォールディングした異常タンパク質が増えてくると分解するためにEDEM1などのERAD関連分子が増えて対応していくが、その役割が終わったERAD関連分子はどうなるかというと、SEL1L:LC3-I複合体が認識してERADチューニング小胞となりリソソーム分解を受けて減少していくという。分解に関わる分子の量を状況に応じて調節する、いわゆる、チューニングする分子を明らかにしたというもの。データのひとつひとつも納得いくものであったが、プレゼンがスムースで、かつ、質疑はポイントを抑えて大変良かった。この調子で成長していってほしいものです。

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