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2018年7 月18日 (水)

聴覚異常のメカ

聴覚異常のメカ

Cellの7月号から。Junのプレゼン。神経細胞や耳の感覚有毛細胞で選択的スプライシングを受け、活性が抑制されるRESTという転写抑制因子の機能を解明した研究。REST mRNAへのexon4の組み込みには、神経や有毛細胞に選択的に発現しているSRRM4によるスプライシングが必要であることが報告されていたが、進行性難聴に見られるC>G変異(REST4付近のイントロン領域にある)があるとSRRM4依存的スプライシングによるRESTの転写抑制作用がなくなるという。すなわち、exon4欠損マウスやC>G変異を有するヒトは、難聴を起こし、そのマウスに対し、HDAC阻害薬を投与すると、有毛細胞の減少や難聴を抑制するという。

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2018年7 月17日 (火)

治療抵抗性前立腺癌とIL-23

治療抵抗性前立腺癌とIL-23

Nature 6月号から。Kojiharuのプレゼン。前立腺癌に対する治療法としては、アンドロゲンの作用を除去する戦略がとられる。しかし、治療抵抗性を獲得しやすく、その増悪メカニズムについては明らかになっていなかった。本研究では、骨髄由来の免疫抑制細胞からパラクリン分泌されるIL-23が去勢抵抗性前立腺癌を増悪させていることを明らかにしている。抗IL-23抗体投与あるいはアンドロゲン受容体拮抗薬との併用により、有用性が高まることが明らかになっている。今後、臨床的な応用が期待できる。

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2018年7 月11日 (水)

アストロサイトと記憶スイッチ

アストロサイトと記憶スイッチ

Cell 6月号から。Misakiちゃんのプレゼン。海馬が記憶情報の獲得や長期記憶として固定化されるための入り口であることは知られている。今回の論文では、海馬のアストロサイトを活性化するとNMDAを介した記憶の獲得を促進すること、その際、記憶獲得に関連した神経細胞CA1選択的に活性化することを明らかにしている。アストロサイトが記憶スイッチとして機能し、それを自由にONすることができると面白い。神経細胞を直接活性化すると記憶には逆効果という。アストロサイト特異的に活性化することが重要という。

 

アルツハイマー病においては、アストロサイトが異常活性化しており、これは、炎症反応を意味していることは報告されていたが、アストロサイトは一方で、アミロイドβを分解する酵素を産生することも報告されている。

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2018年7 月10日 (火)

6/21のセミナーに対するコメント

6/21のセミナーに対するコメント

OBからのコメントをいただきました。勉強になります。

 

この抗体の効果がどの程度のものなのか、不活化全粒子ワクチン(HAもNAも保有)との比較がない事は少し残念ですが、HA抗原の16種に対してNA抗原は9種ですので、NAをターゲットと出来れば広くウイルスをカバーする可能性もありそうです。

最近は抗体の製造コストが劇的に下がっているようですので、コストの比較も気になりますね。

また、最近ではウイルスの抗原性変異についても予測出来る可能性が示唆され、現在検証が進んでいます(レトロスペクティブには検証されている模様)。NAをターゲットとする事でこの努力が無駄になるのかならないのか。

 

https://www.nature.com/articles/nmicrobiol201658

Universal ワクチンの開発も進んでいますね。臨床開発は難しそうですが・・・・。

https://www.fiercepharma.com/universal-flu-vaccine-biotech-seeks-big-pharma-partnership-for-phase-3-testing-ceohttps://www.nih.gov/news-events/news-releases/niaid-sponsored-trial-universal-influenza-vaccine-begins

 

https://www.nih.gov/news-events/news-releases/niaid-sponsored-trial-universal-influenza-vaccine-begins

 

一方でエンドヌクレアーゼ阻害薬も開発され、治療薬の世界も一変しそうな雰囲気ですが、この新規治療薬の登場で今後ワクチンに期待される事やワクチンの用途についても再評価が進む可能性もありますね。

 

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2018年6 月28日 (木)

球脊髄性筋萎縮症

球脊髄性筋萎縮症

Nature Med. 3月号から。ナミちゃんのプレゼン。球脊髄性筋萎縮症 (SBMA) は成人発症の下位運動ニューロン疾患であり、X連鎖劣性遺伝性疾患であることから男性のみに発症し、筋力低下や筋萎縮、球麻痺を起こす。原因は、アンドロゲン受容体の第1エクソンのCAG繰り返し配列の異常に起因するポリグルタミン病である。本論文の著者らは、以前に、アンドロゲン受容体のAF2ドメインに結合する分子が病態に重要であり、AF2が創薬ターゲットになること、ショウジョウバエのSBMAモデルを用いて、2つの化合物を見出していた。本研究では、それらの化合物について、マウスを用いて体内動態ならびに有効性を明らかにし、アンドロゲン受容体のAF2ドメインがSBMAの創薬ターゲットになりうることを証明したという。

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2018年6 月21日 (木)

インフルエンザ感染による有益な抗ノイラミニダーゼ抗体産生

インフルエンザ感染による有益な抗ノイラミニダーゼ抗体産生

Cell 4月号から。ナリのプレゼン。インフルエンザウイルスの自然感染により、抗ノイラミニダーゼ抗体が産生され、その抗ノイラミニダーゼ抗体のモノクローナル抗体を作成し、治療効果を見ると効果的であることが明らかになった。インフルエンザワクチンはウイルスのHAに対する抗体を誘導するが、HAの抗原性は変化しやすいため、流行に合わせた不活化ウイルスに対するワクチンの選択は難しい。本研究は、インフルエンザウイルスに対する新たな対策を提案するとともに、タミフル抵抗性のインフル対応やパンデミックウイルス対策にも活用できる知見を提供している。

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2018年6 月17日 (日)

アフリカ大陸

アフリカ大陸

11日の夕方から、熊本ー福岡ー仁川ーアジスアベバ経由ーガーナへ、ガーナ大学や野口英世研究所を訪問後、ガーナートーゴ経由ーキンシャサへ、キンシャサ大学薬学部などを訪問し、17日の夜に戻ってきました。様々な意味で、大変インパクトのある有意義な旅となりました。機会がある時に話をしたいと思います。

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2018年6 月11日 (月)

祝 結婚

祝 結婚

先週の土曜日、南青山で小山君の結婚式でした。おめでとう!!

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おっ、二人の後ろには、見覚えある二人が偶然。

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披露宴ではこの方の余興が!

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2018年6 月 7日 (木)

心筋梗塞が治療できる!?

心筋梗塞が治療できる!?

Cellの3月号から。Rickyのプレゼン。心筋梗塞の損傷部位を復活させることは、根本治療に繋がる。本論文では、心筋細胞をダイレクトに、一度、細胞周期が回る状態に戻して、分裂、増殖を促し、治療する方法をin vitro および in vivoで確立したという。アデノウイルスベクターを用いて、CDK1, CCNB, CDK4,  CCNDの四つの細胞周期関連遺伝子を導入する方法 (4F)、あるいは、CDK1, CCNBの導入とTGFΒ阻害薬とWee1阻害薬を処置する方法 (2F)を用いている。心筋梗塞後の心筋壁の厚みや心拍出量を増加させるという。過去に、Cell Stem Cellの論文で、心臓の線維芽細胞に心筋分化誘導因子を導入して、心筋梗塞を治療できるということが慶應大学から発表されていた。考え方は異なるが、ゴールは一緒。臨床的にも有用であることが証明されると朗報であろう。

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2018年6 月 5日 (火)

ソラフェニブによる難治性AMLの治療

ソラフェニブによる難治性AMLの治療

Nature Med. 3月号から。Sanちゃんのプレゼン。FLT3遺伝子にITD変異を持つ急性骨髄性白血病では、同種造血幹細胞移植後の再発した場合の1年生存率は20%に満たないという。本研究では、チロシンキナーゼ阻害剤であるソラフェニブがFLT3-ITD+白血病細胞によるIL-15の産生を増加させることを見いだし、T細胞とソラフェニブの相乗効果は、ATF4の発現低下を介して、白血病細胞でのIRF7–IL-15を活性化することを明らかにしている。ゆえに、ソラフェニブは、FLT3-ITD変異陽性AMLの同種造血幹細胞移植後に起こる再発に、同種免疫(GVL効果促進)を介して治療できるという。

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