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2010年5 月17日 (月)

小胞体ストレスと糖尿病

小胞体ストレスと糖尿病

 5月13日のセミナーの内容紹介が今日になってしまった.理由は、14日締切りの書類作成に追われていたことと、14日のソフトボール大会、打ち上げが重なり、ついつい先送りになっていた。言わずもがな、ソフトボールはAもBも善戦したも負けました.個人的にはAの試合でノーヒットが悔しくて、夕方のBにも参加した。打ち上げはいつもの「テニスクラブ」で飲み放題。土曜日曜は、何となく筋肉に異常緊張があるような無いような状態でした.

 ということで、5月13日の朝セミナーの紹介ですが、Sho-chanが大変面白い論文をうまく紹介してくれた.小胞体ストレスは病態の発症に関わることで知られているが、今回は、生体防御としても重要という話。小胞体ストレスと糖尿病の関連性を示す研究としては、膵臓のβ細胞において小胞体ストレス誘導のアポトーシスが糖尿病発症に関わるという報告が有名.今回のNature Med 4月号の論文では、小胞体ストレスにより誘導されるXBP-1sというタンパク質とインシュリン受容体の下流シグナル分子であるp85 (PI3K regulatory subunit)が相互作用し、XBP-1sの核内移行を促進すること、インシュリン抵抗性を示すob/obマウスではp85が単量体かしていないため、これらの相互作用が認められないこと、p85をob/obマウスの肝臓で高発現するとXBP-1sの核移行が改善する(unfolded protein responseが改善)と共に耐糖能も改善するということが示された.これらの知見はXBP-1sの活性制御機構を明らかにしただけでなく、2型糖尿病の治療ターゲット分子としてp85に注目しても面白いということを示している。

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