2012年6 月13日 (水)
IL-25 (IL-17E) と寄生虫感染防御IL-25 (IL-17E) と寄生虫感染防御
Immunity 5月号からOnuki君。6月1日の朝ゼミでは、Yukiちゃんが喘息と関連があると報告した上皮由来IL-25(IL-17E)が今度はIL-33と協調して、寄生虫感染の初期防御に重要であることを証明した論文。その際のターゲット細胞はLin-c-kit+細胞(Innate lymphoid cell)であることがわかった。論文では、IL-25Rのアダプター分子Act1を上皮特異的にノックアウトしたマウスに実際に寄生虫を感染させて、さまざまなTh2応答を見ている。Lin-c-kit+細胞を移植すると防御能を回復できるという。
今朝の熊日新聞の1面に,共同研究者でもあり、熊薬出身でもある、発生研のShiraki先生が顔写真付きで掲載されていました。メチオニンを抜いた培養液で培養するとiPS細胞の分化の際のガン化の危険性が極めて低くなるという発見をしたというもの。仲間の活躍は嬉しいですね。