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2009年10 月14日 (水)

潜伏ウイルスとTLRと秋の阿蘇

潜伏ウイルスとTLRと秋の阿蘇

今朝のセミナーはtakashiがPNAS7月号の論文を紹介した.細胞を用いた実験系だけであったが、極めて明確できれいなデータであった。健常人でも潜伏感染しているが,エイズ患者等、免疫が低下した時に発症してくるKSHV(HHV-8)という腫瘍ウイルスが、潜伏状態から再活性化する時に、TLR7/8が重要な役割を果たしているというもの。充分に評価できる信頼性高い内容だった。この知見を臨床における治療にどう応用できるかであるが、エイズウイルス感染者で、まだ、免疫能が低下していない早期に、潜伏しているKSHVを再活性化して抗ヘルペス薬で叩くということもありうるのだろうか?in vivoでの実証実験が待たれる。


ところで、以前紹介した「なごみのHP(山里の写真館)」に秋の阿蘇の最新の写真がアップされたので、許可を得て,一部を下記に掲載しました.阿蘇のような、世界に誇れる自然が身近にあるとは贅沢な環境ですよね。ラボを飛び出し,バイクで阿蘇をツーリングすると爽快な季節になりました。バイクは事故ったら大変ですが,季節の香りの移り変わりを実感でき、先日は、益城町の黄金色の田園を左右に見ながら走行していたところ、キンモクセイの香りがヘルメットの隙間から、フワッと入って来た時は何とも言えない幸福を感じました。


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