2016年11 月10日 (木)
アルツハイマー病の抗体治療アルツハイマー病の抗体治療
Nature 9月号より。Shotaのプレゼン。これまで失敗してきたアルツハイマー病の抗体治療が、aducanumabというアミロイドが重合してプラークを作る時に新たに生まれる抗原を標的に作成された抗体であり、重合したアミロイドだけに特異的に反応するという。投与後、1年で、用量に依存してアルツハイマー病の進行を抑制することをPET画像等でクリアに証明している。副作用のために治療を中断している例もあり、用量に依存していたという。投与するタイミングは病態の初期だという。今後のさらなる臨床試験が楽しみである。多くの人が使える値段に設定されるかどうかも今後の課題である。ワクチン開発も夢ではないのだろうか。