2016年5 月11日 (水)
再開ガイダンスと講義スタート再開ガイダンスと講義スタート
熊本大学は、授業を再開しました。建物が使用できない部局もある中、幸いにも薬学部は建物にひび割れ等がかなり発生しましたが、建築の専門家の調査によりますと、構造上、教育研究に影響するような大きな問題はありませんでしたので、幸いにも5月9日から震災前と同様な授業等が再開できました。一方、研究機器については、研究室によって被害状況は様々であり、研究室によっては、しばらく全く研究が実施できないところもあります。今後、研究機器については、メーカーによる詳細な機能チェックもあり、被害状況がさらに明確になるにはしばらく時間がかかる予定です。薬学部としては、被害が大きい共通機器や被害が大きい研究室の研究体制の復旧のために、様々な支援を活用していくことを考えています。研究室によっては被害が少ないところもあり、そういったところの情報が先行し、「薬学部は被害がほとんどなく大丈夫だったのですね。」という外部の声に対する補足説明も必要になってきています。熊本大学の部局を越えた助け合いも始まっています。再開ガイダンスを全ての学年を対象に行ないました。始める前に、黙祷を行いました。そして、講義や実習中に地震が来た時の対応、震災ストレスの解消法などについても話をしました。学生達の顔を見て、心からホッとしました。みんなで頑張りすぎないように頑張っていきます。