2014年11 月26日 (水)
断食と脂肪断食と脂肪
Cell 10月号から。Harukyanのセミナー。褐色脂肪細胞化は肥満関連疾患の予防、治療に有効である。ほ乳類の進化において飢えをしのぎ生き抜く術を身につけてきた。本研究では、飢えが中枢での代謝制御によりエネルギーを貯蔵している白色脂肪細胞のBrowningを抑制することでエネルギーバランスを維持していることを明らかにした。断食によるAgRPニューロンの活性化は摂食促進し、エネルギー消費を抑制するという報告はあった。AgRPニューロンを正常に機能させ、このサイクルをリセットすることが肥満改善に繋がる。断食刺激で、このAgRPニューロンの遅延整流性K+電流を引き起こすKcnq3(Kv7.3)のO型糖鎖修飾が起こり、AgRPニューロンを活性化するという。