2014年2 月 6日 (木)
新たな抗がん薬!?新たな抗がん薬!?
Nature Med. 1月号から。BMI-1という細胞の自己複製に関与し、がんの転移や悪性化に示唆されていた分子がCancer-initiating cells(がん起死細胞)の自己複製に重要な役割をしていることをin vitroおよびin vivoの実験で明らかにしたという論文をRuikoちゃんが紹介。本研究では、BMI-1を抑制する低分子化合物PTC-209も見いだし、その効果を確認し、がんの不可逆的な増殖抑制作用を示し、薬剤耐性も起こさないことを示している。毒性も比較的低いとのこと。この創薬の今後の展開が楽しみである。